ずっと悲しそうに、すごい綿あめを作る男性
子どもの体半分以上の大きさの巨大&超カラフルな綿あめを作る、中国人男性の動画がいま、日本に届きはじめている。
その動画は、お団子頭の仏頂面男性が、子ども3人が次々と綿あめを作るのを見届けると、自らも動き出し綿あめを作り始めるというもの。
ピンク、黄色とカラフルな綿あめの層を重ねてゆき、中央のピンク色部分に目と口をつけると、星のカービィーのようなかわいらしい生き物が誕生。さらにくるくると回し重ね、花びらのようなヒダを作り、まだまだピンクに白に緑に青に回し重ね……「も、もういいよ……!」と言いたくなるほど巨大かつネオンポップな花束型綿あめに仕上げていくのだ。その間、ずーっと憂いを帯びた表情で。
「Cotton Candy Guy」と名乗る男性はこれまで、さまざまな綿あめ動画を投稿。今回のように巨大花束の中央にかわいらしい顔があるもののほか、ぬいぐるみと見まごうほどの質感の、サンリオキャラやディズニーキャラ、スポンジボブのキャラ、ドラえもん、ポケモン、そして、まるでアート作品のような精巧さを持つ蓮の花など、どれも見て楽しい綿あめばかり。
昨年2月から投稿をスタートし、そのすべてが海外からのコメントで占めているなか、なぜかこの1本だけが再生回数2千万回を超え、日本に届くという不思議な現象が。
その原因は、この動画の使用音源にありそうなのだ。
V6や頭文字Dに大興奮する日本人たち
綿あめ作りのBGMとなっている曲は、女性が中国語の歌詞を歌っている……と思いきや、「しゅきしゅき初期初期初期設定♪」と、急に日本語に。アニメ「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦」第3話エンディング「チカっとチカ千花っ」の中国ユーロビートremix版である。さらに「頭文字D Fourth Stage」起用曲「I Just Wanna Call You Now」へと続き、V6の「TAKE ME HIGHER」、メドレーの最後はワルキューレの「イケナイボーダーライン」で締めくくられる。
これにコメント欄は、海外ユーザーたちの男性への
「男性を見ずにはいられない」
「なぜ彼はいつもそんなに悲しげなの?」
「お父さんは人生のすべてを見てきたようだ」
「決して笑わない男」
というツッコミそっちのけで、日本人たちが、
「音源急にV6でびっくりした」
「突然頭文字Dきたwww」
「BGM全部わかるwwwwww」
と、楽曲に反応している。
ちなみにこの綿あめ、中国では「花式棉花糖」と呼ばれ屋台の名物として知られている。最近では、自動販売機のような無人綿あめ製造機も街角にあるようで、老若男女問わず愛されているようだ。屋台では、黙々と作り続ける職人もいれば、爆音クラブミュージックをBGMにリズムにノリながら作るお兄さんもいるが、Tik Tokの綿あめ男のインパクトは絶大。あの悲しげ顔にはだれも敵わない!?
@tanggemianhuatangMake beautiful cotton candy molecular dishes♬ 原聲 – Cotton Candy Guy
<span class=”marker-thickRed marker-thickGray”>※動画はCotton Candy Guy公式TikTok『@tanggemianhuatang』より</span>