“Tik Tokの女王”を抜いて世界1位に出世!
“無言動画のカリスマ”が2020年から現在までバズり続けているーー。
2022年6月、Tik Tokの絶対的女王だったチャーリー・ダミリオ(19)を抜いてフォロワー数ランキング世界1位に躍り出たのがイタリア在住のセネガル人カベンネ・ラメ(23)、通称カビー。
世に蔓延る大げさ&非効率なライフハックを皮肉った無言動画というやりかたで自国・イタリアで人気を博したあと、そのまま順調にフォロワーを増やして世界規模のスーパーインフルエンサーに成長。
現在のTik Tokの総フォロワー数は1億5950万人、ソーシャルメディア上では2億人ものフォロワー数を抱えるなど、驚異的な数字を叩き出している人物だ。
そんなカビーは2000年3月にセネガルに生まれ、1歳の頃にイタリアに家族とともに移住。生活は貧しく、Tik Tokを始める前は工場のマシンオペレーターとして勤務し、月収10万円もいかない生活を送っていた。
しかしCOVID-19パンデミックのため失職の憂き目に遭い、家族や友人に新しい仕事を勧められるなか、実家の一室でTik Tok用の動画制作を開始。2020年3月15日にTik Tokへの動画投稿を開始し、そこから彼の人生が大きく動き始めたというわけだ。
現在、彼の推定年収は130万ドルから270万ドル(1億8000万円〜3億7000万円)、総資産も200万ドル(2億7000万円)以上と言われている。
世界中でバカ受けの無言ツッコミ動画
カビーの作る動画は主に、他人のバカバカしい行為に対して動作と表情のみでツッコミを入れる、というもの。
例えばある動画では、キッチンのシンクで水が飛んで自分の服が濡れるのを防ぐためにシンクをテープで覆ったあと、蛇口からの水やコップや皿が入るように各所をハサミでくり抜き皿を洗ってみせる男性の動画に対して、エプロンを着けて洗えばそもそも服が濡れないと示している。
このように「無駄に複雑化した他人のライフハックをシンプルな作業で難なくこなしてみせる」といったわかりやすいユーモアが世界中の人々に大ウケし、累計「25億いいね」という記録を達成。
カビー本人も無言動画という方法を選んだ理由については「できるだけ多くの人々に届けるため」だと公言している。
影響を受けた人物としてウィル・スミスやエディー・マーフィーなどを挙げているが、確かに彼らに通じる親しみやすさやユーモラスさ、華やかさを持ち合わせているように見えるカビー。
アイデアと身体1つで、たった数年で億万長者に変身。“Tik Tokドリーム”の体現者として、以前の彼のような恵まれない境遇の若者に夢を与える存在になったのは間違いない。
@khaby.lame my brother, I can give you an apron for your birthday! 👨🍳 #learnfromkhaby #comic ♬ suono originale – Khabane lame
※動画はカベンネ・ラメ公式TikTok『@khaby.lame』より