アフリカに100基の井戸をプレゼント
現在、世界で最も稼ぐYouTuber・MrBeast(ミスタービースト)がバズっている。
ミスタービーストとはアメリカにてYouTuber・慈善家として知られる米国人のジェームズ・ステファン・ドナルドソン。1998年5月生まれの25歳で、2024年2月3日時点でYouTubeの登録者数2億3600万人。SNS上で最もフォローされている個人ユーザーであり、TikTokの登録者数もフォロワー数9310万人、総いいね数9億回とレベチの人気を誇っている。
そんな彼の年収が気になるところだが、米国経済誌『Forbes』によると「2021年に最も稼いだYouTube Star」として世界1位の約62億円を稼いだと報道。YouTuber歴代世界1位の年間収入を記録しているのだが、メインチャンネルだけで2021年の年収が5400万ドル(約78億円)あったとされており、他にも毎月のグッズ収入が推定50万ドル(約7300万円)とのこと。
そんなミスタービーストが作るYouTube番組は、アイデアもさることながら手間も暇も金もかけまくられた動画。有名なところでは韓国発の世界的人気ドラマ「イカゲーム」を再現して〝456人が45万6000ドルの賞金をかけて(暴力なしで)競い合う〟という大掛かりな動画を制作(26分弱の尺で、視聴回数は現在5.6億回!)。また昨年11月には「アフリカで100基の井戸を堀った」などして8カ月をかけてアフリカ中を旅し、50万人に安全な水を提供するという意義のある活動の動画を投稿し、大バズりしている。
しかしTikTokのアカウントでは、大掛かりなYouTubeと違ってプライベートな友人やペットなどが出てくるプライベートな動画を投稿しており、そちらもミスタービーストの素顔が垣間見えるとして人気なのだ。
愛犬に安いor高い肉を選ばせるゲーム
そんなミスタービーストのTikTok最新作は昨年12月16日に投稿されたもの。「彼女は本当にその皿をきれいに舐めてくれた」という文章とともに、ゴールデンレトリバーのエリーが、それぞれ高い肉、安い肉が入った2皿を前にどちらを選ぶかを試す動画をアップした。
一見ありがちな企画に思えるが、用意している肉のお値段がさすがミスタービースト。なんと高いほうの肉に1万ドル(約148万円)もかけているのだ。彼は肉の値段が1万ドル(約148万円)と1ドル(146円)であると報告してから「そして、私はエリーが食べないほうのステーキを食べます」と宣言。もしエリーが高いほうのステーキを食べてしまったら、148万円の高級ステーキが一瞬にしてパーになってしまうところ。エリーが両方の肉をクンクン嗅いでいる時は、さすがのミスタービーストの顔にも、やや緊張が走っていたように見えた。
しかし、エリーはそんなご主人の心を知ってか知らずか、あっさりと1ドル肉に食らいつき、猛然と食し始めた。そしてミスタービーストはそんなエリーの姿に笑顔を浮かべながら1万ドルのステーキにかぶりつく、といったオチがついたのだった。この動画は現在、5122万回再生、200万いいねを獲得するなど大反響を呼んでいる。
多大な資本力と手間暇で他を圧倒するYouTube動画とは違い、ミスタービーストの人間味溢れる素顔が堪能できるTikTok動画。今回も愛犬エリーに向ける眼差しが優しく、個人的には好感度アップ。両方観て置いて損はないだろう。
@mrbeast She really licked that plate clean 😳 #dog #steaktiktok #goldenretriever #expensive I asked @Golden Retriever Life ♬ original sound – MrBeast
※動画はMrBeast公式TikTok『@mrbeast』より