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大反響の「痴漢冤罪」動画が
リアルすぎておそろしすぎ…

居眠りする女性を起こそうとしたら

 いま、痴漢冤罪動画がバズっている。

 現時点で再生回数500万回を記録している9月15日に投稿されたその動画は、縦型ショートドラマを制作している【こねこフィルム】さん(@coneco_film_)によるもの。
 
 タイトルはズバリ「痴漢冤罪」。
 舞台となるのは、立つ客、座る客が複数人いる電車内。動画は、ノースリーブの女性が居眠りし、座席の端に座り本を読んでいる男性の肩に持たれかかるところから始まる。男性が女性の頭を触りながら、自身の体への接触を避けようとすると、女性が目を覚まし、「……痴漢ですよ」と一言。
 男性は意表をつかれたような表情で女性を見ると、女性は「触りましたよね、今」とさらに追求をする。男性は冷静に「いや、寝てらしたんで、ちょっと起こしました、すいません」と対応するが、女性は食い気味に「それだけじゃなかったですよね」「え、痴漢ですよね」とかぶせるのだ。

 ここで男性の目に真剣味が増し、本を閉じ「いや、もたれかかってきた頭を押した……」と弁解するも、女性の隣に座る女性乗客が「大丈夫ですか?」と参戦。立っている客の視線も、男性に注がれている。
 ことの重大さに気づきつつある男性が、本をカバンにしまい、動揺しながら「あ、あの、居眠りされて、もたれてきたので、頭触って、起こした……」と先程より語気を強めて言いながら立ちがると、女性はなおも「それだけじゃなかったですよ」と声を震わせるのだ。

 男性はその場から離れたい一心で「それだけですよ!」と言いながら立ち上がると、周囲の男性客が「ちょちょちょちょ!」「まだ話してない」と男性の動きを制止。男性は変わらず「いや話もなにも! 居眠りされて、頭、起こしただけです!」と事実のみを話すが、周囲の乗客は正義感に突き動かされ、男性=痴漢で、推し進めていくのだ。

 男性はどんどんヒートアップし、「あんたちゃんと説明してくださいよ!」と女性に勢いよく歩み寄ると、女性は怯え泣きながら「うそつくのやめてください!」と絶叫。
「うそついてないだと! 起こしただけじゃないか親切で!」というカメラしか見ていなかった事実は、周囲の正義感に虚しくかき消され、男性はほかの男性客にねじ伏せられるのだった。

大反響ゆえ批判も

 この緊迫感あふれる動画に、コメント欄は戦慄。

「それでも僕はやってないを思い出した」
「5億年分のストレスたまった」
「胸糞わるいなぁ・・・痴漢冤罪で捕まったケースも見た事あるけど中々難しいよね」
「オレも実際あったけど、マジで焦るよ」
「まじで俺もあったw本当誰も話聞いてくれないよw」
「落ち着けって言ってる側が落ち着いてないのリアルすぎる」
「静かに本読んでただけなのに…」
「「人の話聞けよ」叫んだとき、マジ涙出た。あの男性救いたい」

 コメント欄にもある通り、痴漢冤罪を題材にし、刑事裁判や冤罪被害者に降りかかる理不尽さを突き詰めた2007年公開映画『それでもボクはやってない』を彷彿とさせる展開となっている。
「この後にスカッとする展開を持ってきてほしかった。」とのコメントもあるが、リアリティに追求すればするほど、スカッとする現実はめったにないようだ。

 なお、この動画はあまりにも反響が大きく、痴漢されたと主張した女性の役柄への批判も多く集まったため、10月2日、【こねこフィルム】さんは自身のXアカウントで痴漢冤罪動画の制作意図を解説。

「[善意の表し方により悪意と取られることがあること]や[集団心理の怖さ]を表現し、また[物事のいち部分を切り取った端的な情報への警鐘]を表現したく制作いたしました]
「痴漢冤罪に触れた作品ではありますが、痴漢や、痴漢冤罪に対して擁護や警鐘を鳴らずために制作したわけではございません」

 としている。集団心理の恐ろしさがリアリティたっぷりに表現された、【こねこフィルム】さんの動画。多くの視聴者に、その意図が響くことを願いたい。

@coneco_film_ 【ダメ、絶対!】#痴漢冤罪#電車迷惑行為#電車あるある#集団心理#四面楚歌#おじさん不利#被害妄想#ショートドラマ#映画#ショートフィルム#こねこフィルム ♬ オリジナル楽曲 – 【こねこフィルム】

※動画は【こねこフィルム】公式TikTok『@coneco_film_』より

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