85歳でTik Tokをエンジョイ中
いま、アンソニー・ホプキンスのTik Tokがバズっている。
アンソニー・ホプキンスといえば今年85歳になったアメリカ映画界の重鎮的存在で、アカデミー主演男優賞を二度受賞している名優。映画『羊たちの沈黙』(1991年)『ハンニバル』(2001年)で演じた、猟奇殺人犯の精神科医ハンニバル・レクター博士役のイメージが強いため、本人にもミステリアスな印象を持つ人も多いと思われる。
そんなパブリックイメージをくつがえしたのが、アンソニーが2020年に82歳で始めて現在までコンスタントに投稿しているTik Tokだ。
彼の初めての投稿は、ラッパーのドレイクによる楽曲『Toosie Slide』のリズムに合わせてダンスする“Toosie Slide Challenge”に挑戦した動画。アンソニーは軽快にダンスを踊ってみせたあと「スタローン氏。脚本、頑張れ! 私をストーリーの中に入れてくれたかな? 大役をちょうだいね」とシルベスター・スタローンに呼びかけ。さらに「アーノルド! ルルによろしく! アイル・ビー・バック!」とアーノルド・シュワルツェネッガー、さらに彼のペットのロバのルルの名前を呼ぶなどして動画チャレンジを促すなど、本来の親しみやすいキャラクターを世に知らしめたのだった。
彼はその後も、Tik Tokにさまざまなプライベート動画を投稿。絵を描いたり、愛猫のニブロにピアノを弾いてあげたり、フォロワーに笑顔で挨拶したり、友人と談笑しながら街を散歩したりとおちゃめな素顔を披露し、現在ではフォロワーが310万人いる人気Tik Tokerになっている。
料理してるだけで「脳みそ食べるの?」と心配の声
しかし、それでもいまだに〝猟奇殺人犯のレクター博士〟が頭から離れない人が多いようで、アンソニーがTik Tokに投稿する何気ない動画に、どこか不穏なものを感じてしまう人が続出。
2021年6月10日に投稿されたアンソニーがスパゲティのミートソースを作っている動画は、1820万回再生&190万いいねがつくなど人気だが、コメント欄には「彼は脳みそを食べるつもりだ」「ハンニバル、そこに何を置いたの?」「どう見てもハンニバル料理、ちょっと違和感を感じずにはいられない」といったコメントが寄せられている。
とはいえ、偉大な名優の貴重な日常風景がファンを大いに喜ばせているのは間違いないところ。これからもどんどん新しい一面を見せて欲しいものだ。
@anthonyhopkins When in Rome… ♥️🍝🤪
※動画はアンソニー・ホプキンス公式TikTok『@anthonyhopkins』より